こんにちは、すがらです!
1月5日から葬送のフリーレン2期が放送されていますね!
YOASOBIの『勇者』も聴いているだけで泣けてきましたが、ヨルシカの『晴る』は明るい曲調で、フリーレン視点っぽくてとても好きです。
アニメを見ていて、ふとこのオープニングの読み方が『はれる』なのか、『はる』なのか?と気になりました。
歌詞の中では『はれ』も『はる』も両方使われているので、初見ではどちらか迷うところですね。また、SNSなどではタイトルはヒンメルを意味している!という声もありましたので、調べてみました。
ヨルシカの新曲『晴る』
『葬送のフリーレン』2期・一級魔法使い試験編のオープニング、ヨルシカの新曲『晴る』。
1期YOASOBIの『勇者』は昔話のような始まり方ですが、2番からは徐々に変化していくフリーレンがヒンメルを思い出しながらその行動の意図や楽しさに気づいていくような歌詞ですね。
一方、2期オープニングの『晴る』は初めからヒンメルを思い出しているような歌い出しで始まり、『貴方』というフレーズが続きますね。曲を通してフリーレン視点で現在からヒンメルを見つめているような楽曲で、これもこれで素敵です。
『晴る』の読み方は?
歌詞にも繰り返し出てきますが、『晴る』の読み方は一体…?
タイトルの読み方がいまいち分からずに公開されたPVを聞いていると、”春”かな?と思ったくらいです。
フリーレン2期が始まると同時に歌詞が公開されて驚きました。”はる”って、『晴る』って書くのん!?と。楽曲のタイトルの読み方も『はる』だということが判明しました。
なんだか見慣れない字面ですが、読み方は”はる”なので、『晴れる』の”れ”を忘れたわけではなさそうですね。
◼︎n-buna(ヨルシカ)コメント
徐々に晴れていく空を見ると、よくスクラッチカードを連想しました。コインで銀の部分を擦って模様を出す遊びです。晴れに押し出され削られていく雲が、コインの縁(ふち)に盛り上がる銀色のくずと似ていました。徐々に銀の面積は減っていって、運が良ければ太陽が見えます。この曲は晴れを描いた曲です。正確には晴れではない状態から晴れを願う曲です。
THE FIRST TIMES
この曲がフリーレンの世界と彼らの旅に花を添えられるものになっていれば幸いです。
楽曲の制作にあたってのインタビューではこう語っていますが、空をスクラッチカードと関連づける発想や流れていく雲を銀色のくずと似ているという感性が独特ですね。
けれど『晴る』を聞いていると落ち着いたAメロからサビに移る流れがあまりに爽やかで、てるてる坊主を掲げているイメージというか、きっと太陽は見えてくるだろうと笑顔になれる風景はよく想像できます。
意味はヒンメルって本当?
SNSではこの『晴る』がヒンメルを意味している!とファンの間で盛り上がっているのをご存知でしょうか?
確かに歌詞にも『貴方』を思い出すというような描写がありますし、昔を懐かしんでいる様子すら感じられますよね。この曲はフリーレン視点からのもの…であれば、『貴方』は十中八九ヒンメルだと想像できるところがアツいですよね。
ちなみに、日本語での『晴る』はこのような意味になっています。
一方、『晴るはヒンメル!』という人の声を聞いてみると
フリーレン2クールのOP「晴る」、 ドイツ語で「Blauer Himmel」と言うらしく「ヒンメル」の名前が入ってるの胸熱ポイントです
『晴る』が”ヒンメル”になるのは、ドイツ語なのだそうです!ヒンメル=天国というのは巷の噂で知っていたのですが、ドイツ語だったのですね。
クラシック・オペラの作曲家でフリードリヒ・ハインリヒ・ヒンメルという人物もいるのですが、出身はプロイセン。それを思い出して調べてみると現在のドイツだと知って、点と点が線で繋がった驚きがありました。
面白くなって調べてみると、『葬送のフリーレン』の登場人物はみんなドイツ語から由来していることもわかりました。
一方で、ドイツの方から見れば普段人名には使われない単語だということなので、微妙な気持ちになっているそうです。
物語的にはかつて天国といわれたオレオールを目指す旅、ということでヒンメルを知るという目的とも重なってめちゃくちゃエモいですが、名前の意味を知っているおかげで物語に真っ直ぐ集中できない…というのもちょっと悲しい気持ちがします。
3年ぶりにあったドイツ人が最近のアニメのオススメを聞いてきたのでフリーレンを勧めておいたが、
— 江添亮 (@EzoeRyou) October 12, 2023
ドイツ人「フリーレン・・・氷結?」
登場人物一覧を見せてやったらものすごく渋い顔をしていた。フリーレンの登場人物はドイツ語由来なのだが、人名に使わない単語なのでひどいことになっている。
ともかく、『晴る』がヒンメルになるのはすごい…!さすがn-bunaさんそこまで考えて…!と感動していたら意外なことに、なんと晴る=ヒンメル説は”副産物”であったことがわかりました。
というのも、1月18日20時からのYouTube生配信『ヨルシカラジオ』でそのことについて触れていたんです。(残念ながら現在はアーカイブが見られなくなってしまったようです)
歌詞もヒンメルを連想する内容なので、てっきり「ヒンメルをタイトルにしよう!」→『晴る』かと思っていたのですが、実は全くの逆。
”ヒンメル=空・天国”という意味から空に関する曲を作ろうと発想したそう。
結果的に「空が晴れたらいいな」→『晴る』となり、偶然にもドイツ語にするとヒンメルになった…というただのミラクルでした。それもそれですごい!
楽曲を作る上で原作の世界観もやはり深く考察することと思いますし、その気持ちや解釈がこんなに素敵な奇跡を起こしたという事実にとても興奮しますね。
意図したわけではなかったものの、晴るがヒンメルを意味しているというのは本当のようです。
また、日本語の意味でも『憂いや悩みが解消する、心がはればれとする』という意味もあるので、フリーレンが旅の中で残された軌跡を辿ってをヒンメルを知り、目標が達成されるように応援したくなりますね!
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。今回は葬送のフリーレン2期オープニングの『晴る』の読み方や「この歌自体がヒンメルって本当?」について調べてみました。
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