こんにちは、すがらです!
新年の雰囲気もだいぶ薄らぎ、お店を歩くと節分の恵方巻きの予約が目に留まりますね。
みなさん、恵方巻き買ってますか?家族みんなで明後日の方を向いて無言でもくもく食べるのって、ちょっと面白いですよね。
ところで、2024年の恵方巻きの方角はどっちになったのでしょうか?
そもそも、なぜ『恵方』を向いて食べるのか?決め方は誰がどうやって決めるのか?気になったので調べてみました。
2024年の節分はいつ?恵方巻きの方角はどっち?
お正月が終わると、気持ちは節分に向いてきますよね。恵方巻きやケーキの予約など忙しくなりますが、筆者は神社に福豆を買いに行くのが好きです。みなさんは節分シーズンには何をしますか?
ところで、節分がいつなのかというと立春の前日。2024年だと2月3日です。
恵方巻きを食べるのに気になる方角ですが、毎年毎年『南南東』とか『北北西』とか鬼滅のかすがいガラスかな?という感じですが、実は決まっているのは4方向しかないというのをご存知でしたか?
今年2024年の恵方は東北東の75度!
スマホの方位磁針アプリで向きを確認してから食べるといいですね。
今までなんとなくお店のポップを見て「今年の向きはこっちか…」と一時的に向きを確認していましたが、恵方は4種類しかないとなると、それがなぜなのか、どうやって決まっているのか気になってきませんか?
下の方で解説しますので、まずは恵方を向いて食べる意味から順番に見ていきましょう。
なぜ恵方を向く?
そもそも恵方巻きの『恵方』って、なんなのでしょうか?
日本古来からありそうなので神道系かなと思っていましたが、陰陽道から由来する考え方でした。
『恵方』とは、その年の年神様がいる方向のこと。年神様は稲作を守る(=その年が豊かになる)存在としてお正月にもお迎えするのに飾りをつけたりしますね。
その神様がいる方向に向かって物事を行えば何事においても良いとされています。
恵方巻きは『福』を巻き込んでいる寿司なので、年神様がいる方向を向いて食べればさらに良い意味合いがあるんですね。
今でも根付いている陰陽道の考え方としてカレンダーにも書かれている『六曜』がありますが、大安(たいあん)も最も縁起が良い日といわれています。”何事も成功する日”ともいわれていますが、今年の節分は大安もかぶっていますのでさらに縁起が良いですね!
ちなみに、節分に巻き寿司を食べる風習は江戸時代から明治時代にかけて始まったといわれていますが、『恵方巻き』という名前がついたのは1989年。なんと広島県の一部のセブンイレブンで節分に『恵方巻』という名前で太巻きを売り出したのが全国的に流行し、今に至るのだそう。
喋ってはいけない理由
子供の頃、恵方巻き片手に喋るとなぜかこっぴどく怒られてしゅんとした気持ちで恵方巻きをもそもそ食べた記憶があるのですが、なぜ喋ってはいけないのでしょうか?
大人になって今更その理由が気になり調べてみると、単純に『福が逃げてしまうから』というもの。
先ほど”恵方巻きは福を巻き込んだ巻き寿司”であるとお伝えしましたが、恵方巻きを食べる途中におしゃべりに夢中になってしまうと、せっかく巻き込んだ福がその間に逃げてしまうという考え方があるようです。
同じように、『福』にまつわる”やってはいけないこと”は以下のようなルールがあります。
これらの行動は福が逃げるということで、やってはいけないとされています。
恵方巻きを食べる時は集中して、ニコニコ福を願いながら食べ切るといいですね。
毎年の恵方の決め方は?誰が決める?
冒頭で恵方巻きの方角は4方向のみとお伝えしましたね。この方向は毎年どうやって決まっているのでしょうか?決め方が気になりますね。
調べてみる前は『今年の漢字』のように誰かが決めて発表するのかなと思っていましたが、実は上のイラストのような”十干(じっかん)”に基づいた決め方をしています。
十干とは古代中国で生まれた考え方で、10日間を1つとして甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸で割り当て、干支を組み合わせたもの。
この十干と暦を合わせることで”今年の方角”が決まります。なので、毎年誰かが占って決めているというわけではないんですね。
今年は2024年。西暦の下一桁が4なので、恵方巻きの方角は東北東ということになります。ちなみにその次の年2025年は西南西と、法則がわかってしまえば過去の節分も未来の節分もパッと方角がわかってしまうというわけですね。
この十干の図を見て最初に思い浮かんだのが(CCさくらの小狼が持っていた羅針盤に似ててかっこいいな…)だったのですが、羅針盤は中国の方位磁針なのだそう。十干も中国の考え方なので、なるほど似ているはずですね。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。今回は2024年の節分と恵方巻きの方角について調べてみました。
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