こんにちは、すがらです!
2024年パリ五輪が7月26日にいよいよ開幕しますね!
東京2020オリンピックの最後はあまりにもおしゃれなパリの引き継ぎ式が注目を集めたことが記憶に新しいですが…そこから3年経ったなんて、時が経つのは本当にあっという間ですね。
さて、東京五輪ではミライトワとソメイティ、2022年の北京五輪ではパンダのビンドゥンドゥンがかなりの人気者になりましたね。
今回の2024パリ五輪ではパリにちなみ帽子型の『フリージュ』というキャラクターが発表されています。
…なぜ帽子なんでしょうか?ファッションの最先端のパリだからでしょうか?また、フリージュという名前の意味やその由来についても調べてみました!
パリ五輪マスコットはフリージュ!
今回の2024年パリ五輪のマスコットキャラクターは帽子をモチーフにした『フリージュ』です!
発表があったのは2022年11月14日と結構前から公表されていたのですが、皆さんご存知でしたでしょうか?
2020東京五輪はサクラをモチーフにした『ソメイティ』や『ミライトワ』、2022北京五輪の時はパンダがモチーフの『ビンドゥンドゥン』など、国のイメージを押し出したようなキャラクターでしたね。
パリ五輪のマスコット『フリージュ』は赤い帽子がモチーフのキャラクターなんです!
動物モチーフが多いイメージですが、帽子とはまたパリらしい雰囲気がありますね。
イラストを見るとぱっちりしたお目目がかわいいんですが、着ぐるみになると…帽子の上の部分がちょっとリーゼントに見えてきました。
あの頭の部分、本当はハリーポッターの組み分け帽のように尖った頭が折れ曲がったようなイメージなのでしょうか。立体的に作るのは難しいですね。
フリージュの意味や名前の由来は?なぜ帽子?
『フリージュ』はフランスでは”Phryge”と表記しますが、その意味や名前の由来はどんなところにあるのでしょうか?
上でモチーフは”赤い帽子”だとご紹介しましたが、その由来は『フリジア帽』からきています。
フランスでは18世紀、1789年7月14日から1795年8月22日にかけて起きた市民革命で『自由』が重要な理念となりました。
画家のウジェーヌ・ドラクロワが描いた『民衆を導く自由の女神』で女神が被っているのがその『フリジア帽』です。絵画を詳しく説明されている方がいるので、これを機に由来を深く知っておきたい方はこちらをご参考に。
フランスでは小学校から授業で歴史に触れ、この”自由”については幼い頃から議論を重ねて価値観を確立していくそう。
”自由”の象徴でもあるフリジア帽はフランス人にとって重要な意味があるものなのですね。
また、パラリンピックのフリージュは片足が義足になっていることにも注目です。初め目にした時、あまりにも自然というか、なんの疑問も感じていませんでした。
2つのフリージュがいるということは、夏季と冬季?ぐらいに思っていましたが、今回のパリ五輪のフリージュが青っぽい靴を履いているのを見て、もう1つのフリージュは赤い靴…ん?とそこで初めて気がつきました。
日本財団の情報によると、フリージュについての裏設定が報じられています。
パラリンピック・フリージュは、右足が義足で、競技用のブレードを着用。左目はリボンのついた花形帽章になっている(オリンピック・フリージュは右目が花形帽章)。性格はパーティ好きの、いわゆる“パリピ”で、自分で行動を起こすけど、少々せっかち。何事にも恐れず、いつでも新しい経験をしたいようだ。ちなみにオリンピック・フリージュは対照的で、何かをする前には必ず考えてから行動する戦略家なんだとか。
フリージュたちは大家族で、2体はフリージュ家の一員という設定。2体のモットーは、「ひとりだとしても速く行ける。一緒ならもっと遠くへ行ける」こと。互いに助け合い、高め合う存在というわけだ。
出典:日本財団
パラフリージュ、まさかのパリピ。そしてオリンピックフリージュは戦略家。
2体は家族ということなのですが、この対照的な組み合わせが仲が良い雰囲気が醸し出されているというのが自由というか、フランスらしいですね。
また、フリージュが公開された当初から大会組織委員会は「フランスの精神を体現するのは動物ではなく理念や意味だ」ということから発案されたマスコットキャラクターであると語られていますので、まさにフランス魂が爆発したオリンピックとなりそうですね。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回はパリ五輪のマスコットキャラクター・フリージュについて調べてみました。
- 7月26日から2024パリ五輪が開幕する
- 今回のイメージキャラクターは赤い帽子のフリージュ
- フリージュとはフランス革命で広がった自由への象徴『フリジア帽』が由来である
- オリンピックとパラリンピックのキャラクターが同じなのは今回が初
- パラリンピックのフリージュは片足が競技用の義足で性格はパリピ
- 動物のイメージが多い五輪マスコットだが、今回帽子がモチーフになったのは『フランスの精神を体現するのは動物ではなく理念や意味』であるということから

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